nude 髪と健康を育むNEWS Vol.140 2020 2月号


どっち側で寝るか

少し前までは、松村とラズは茶の間に小さな布団をひいて一緒に寝ていて、僕は一人寝室で寝ていました。

 

ある時から、僕が寝室に行こうとすると、もの凄い勢いで吠えて来るようになり、それが続いて、今は3人で寝室で川の字になって寝ています。

 

ラズはいつも2人に間の布団の中に入って来て寝るのですが、微妙にどっち側に入って寝るのか、毎晩ちょっとした問題があります。

 

最初は、それまでいつも松村と寝ていたからか、松村の方に入って行くことが断然多かったのですが、最近はわりと僕の方に入ってくる事も多くなってきている気がしています。

 

ラズが間に来た時、2人で同時にそれぞれの毛布を空けて「おいで」みたいにするのですが、こっち側に来た時は、ちょっと嬉しくなります。


信じてはいけない、健康診断

先日、店で定期購読している「プレジデント」という雑誌に、「健康な人を病気にするのが医療の実態」という内容の記事が載っていました。

 

「患者よガンと闘うな」など多数の著書を書いている近藤誠ガン研究所所長の近藤誠という方の話で、痛いとか苦しいといった重大な症状がない健康な人が、健康診断などで見つかる高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病は、単なる老化現象かその人の個性で、本当の病気ではない、と言います。

 

実際に自覚症状のある人だけを相手にしていたら医療産業は成り立たないんですね。

 

検査結果が基準値を超えていると、病名を付けられ、治療し、薬を飲まされる事になりますが、結果、驚くことに寿命は確実に縮まるんだそうです。

 

健康な人に見つかる病気は、治療しない方が長生きできるという様々な比較データが出ているそうですが、積極的に公表されないんですね。

 

1999年、WHO(世界健康機関)が、高血圧の判定基準を、それまでの「上160/下95」以上から「上140/下90」に引き下げ、翌年日本でもこれが採用されました。

 

新基準に合わせて血圧を下げると死亡率が増えるという試験結果があったようですが、その研究は無視されました。

 

結果、降圧剤の販売額は5倍に増加、この事の意味は、明白ですね。

 

とくに著者が声を大にして言いたいのが、ガン検診は有害無益だと言うこと。

 

ガンを早期発見して治療したグループは、何もしなかった人たちよりも死亡者数が多いという比較試験の結果がいくつも公表されているそうです。

 

ガンが怖いのは転移があるからで、しかし転移の性質のある本物のガンは、直径1mm以下でも他の臓器に転移してしまっていて、本物は治療しても治らないんだそうです。

 

一方検査で見つかるのは、最低でも1cmで、ガン細胞は10億個になっていて、その状態で転移していないのであれば、それは「ガンもどき」で、放っておいても大丈夫だと言います。

 

ところが、慌てて手術を受けたりするので、傷口を修復するために白血球から様々な増殖因子が分泌され、それによって眠っていたガン細胞が目覚めて暴れだす可能性が高くなるんだそうです。

 

ガンは、「本物」でも「もどき」でも、症状がないかぎりは放置しておく、これが長生きの秘訣だそうす。


新型コロナウイルス

中国、武漢を発生源とする新型肺炎の死者は170人、これまで死亡が確認されているのは中国国内だけですが、感染は18ヵ国、世界の感染者は8000人となり、人から人への感染も確認され、世界保健機構(WHO)は1月30日、感染が急速に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言しました。

 

新型コロナウイルスへの感染は、「飛沫感染(感染者の咳やくしゃみなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染)」、「接触感染(感染者が咳やくしゃみを手で押さえ、その手で周りの物に触れtウイルスが付着。別の人がその物に触れた手で、口や鼻を触って粘膜から感染)」とされ、今の所「空気感染(空地中に長時間、感染源の飛沫核が浮遊し、これを吸い込む事でかんせん)」の能力は持たない可能性の方が高いとされています。

 

予防としては、外出時のマスクも有効のようですが、マスクで防ぐべき物は「空気中に飛散するウイルスそのもの」ではなく、「ウイルスを含んだ飛沫」と考えるべき、と言います。

 

0.3マイクロメートルの粒子を95%以上除去する規格「N95」の高性能なマスクも売られているようですが、ウイルスそのものを防ごうとすると0.1~0.2マイクロメートルのコロナウイルスを防ぐには性能が足りず、ウイルスを含んだ飛沫(5マイクロメートル)を防ぐにはオーバースペック。

 

コストや呼吸のしやすさなどを考えると、市販のマスクの主力の不織布性(使い捨ての紙製)の物で5マイクロメートルを防ぐには十分なようです。

 

その他、物の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)、手指の消毒には消毒用アルコール(70%)もしくは石鹸と流水で20秒以上洗う。